

学生さんが夏休みに入る時期に多いのが10代の家出の行方調査。
夏休み後半から新学期にかけてが学生の家出のピークです。というわけで、今回は昨年の夏休みのお話です。
依頼者は行方不明になった17歳の娘さんのお父さんでした。
早速私は調査の実行部隊を連れて依頼者宅へ向かいました。
電話をしてきたのは43才のお父さん。
会社を経営されていて、見た目や服装からもやり手と見受けられますが、娘さんの事が心配なのか少しやつれている様です。
「実は今回が2度目の家出なのです。
前回は正月で、娘の友人に聞いたところ居場所が分かったのですが、今回は友人には何も告げずに出ていったようです。
家出の数日前に娘がパソコンで見ていたサイトとメールの発着信だけは分かったのですが、それ以外は何も・・・。
所持金は恐らく5万円程度です。調査方法は全てお任せしますので宜しくお願いします」
しかし、それまで黙って聞いていたお母さんが、
「学校関係の人には絶対に知られない様にして下さい。娘はずっと私立の名門校に通っておりますし、妹も同じ学校です。世間体もありますのでそれだけはお願いします」
と念を押すようにおっしゃいました。
早速手掛かりであるサイトとメールを見て、今回の家出は友人関係ではなくネット上で知り合った人と一緒にいる可能性が高いと考えました。
学校や周囲の人間からは聞き込めないため、私はある罠を仕掛ける事にしました。
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